愛犬がドッグフードを食べない?原因と4つの対応方法

「愛犬がドッグフードをあまり食べなくなった」
「病気になってしまったのかな?」
食欲旺盛だった愛犬が、急にドッグフードを食べなくなってしまうと、とても不安になりますよね。

愛犬がドッグフードを食べないときは、病気以外にもさまざまな原因が考えられます。そのため、まずは愛犬がドッグフードを食べなくなった原因を探るとよいでしょう。

愛犬が急にドッグフードを食べなくなって不安な飼い主さんに向けて、ドッグフードを食べない原因と対応方法をご紹介します。
今回ご紹介する内容を参考に、ぜひ愛犬の食事環境を見直してあげてください。

犬がドッグフードを食べない原因

犬が急にドッグフードを食べなくなった原因として、以下の5つが考えられます。

  • ドッグフードを新しく変えた・ドッグフードが合っていない 
  • 運動、散歩が不十分
  • ストレスが溜まっている
  • 体調が悪い
  • 単なるわがまま

原因がはっきりしない場合は、愛犬の食事以外の様子も観察して、原因を探るようにしましょう。

ドッグフードを新しく変えた・ドッグフードが合っていない

ドッグフードを新しく切り替えると、においなどの違いに警戒して、新しいドッグフードを食べなくなってしまうことがあります。そのため、ドッグフードを変えるときは新しいドッグフードの量を少しずつ増やしていって、自然に慣れさせるようにしましょう。
そしてドッグフードが愛犬に合っていない場合も、食べることをやめてしまうでしょう。
愛犬に合っていないドッグフードを与え続けていると、消化不良で下痢や嘔吐をすることがあります。
犬の体質や好みはそれぞれ違うので、愛犬に合ったドッグフードを選んであげることが大切です。

また、頻繁にドッグフードを変えていると、愛犬は「また変えてもらえるからこのドッグフードは食べない」と考えてしまうことがあります。
頻繁にドッグフードを変えずに済むように、ドッグフードの変更は慎重に行いましょう。

運動・散歩が不十分

運動不足の状態が続いていると、愛犬の食欲が落ちてしまうことがあります。
なぜかというと、運動量が減少すると消費カロリーも少なくなりエネルギーが消費されないからです。

人間と同様に、犬もお腹がすいていると、食事も美味しく食べられます。もし運動不足の状態が続いているときは、散歩や室内での運動量を増やしてあげましょう。運動をすることで愛犬も自然とお腹がすき、食欲が回復する可能性があります。

また、犬の老化によって運動量が落ちると、食事量も減っていきます。老犬は激しい運動が体の負担になることがあるので、負担のないように軽い運動を増やしてあげるとよいでしょう。

ストレスが溜まっている

愛犬にストレスが溜まっているときも、食欲が落ちてドッグフードを食べなくなってしまいます。
ここ最近で、愛犬の周りの環境に何か変化はありませんか。

たとえば以下の変化があれば、愛犬はストレスを感じている可能性があります。

  • 同居犬が増えた
  • 家族が増えた
  • 家の引っ越し
  • 飼い主さんと長期間会えない

上記のような環境の変化は、愛犬にとってはストレスになることが多いです。

ドッグフードを食べなくなった原因がストレスと考えられる場合は、そのストレスの原因を取り除いてあげることが一番の解決策になります。
原因を取り除くことが難しい場合は、普段以上に愛犬とコミュニケーションをとってあげることで、ストレスが解消される可能性があります。
愛犬のストレスが溜まらないように、できるだけ快適な環境を整えてあげたいですね。

体調が悪い

愛犬の食欲不振は、体調不良のサインの場合もあります。

もしドッグフードを食べないこと以外に、愛犬に以下の症状があれば注意が必要です。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • ぐったりしている
  • 体が震えている

もし水もまったく飲まない場合は、歯周病などの口のトラブルも考えられます。
2〜3日間ほどドッグフードを食べない状態が続くときは、動物病院を受診することをおすすめします。

単なるわがままかも

実は愛犬のわがままで、ドッグフードを食べなくなることもあるのです。
今まで、愛犬に以下のような経験をさせていませんか。

  • おやつのあげ過ぎ
  • 人間の食事を取り分けて与える
  • 頻繁にドッグフードを変える

もし上記のような経験があれば、愛犬に「ドッグフードを食べなくてもほかの食事がもらえる」と思われている可能性があります。

そのため、愛犬のしつけも兼ねて、正しい方法でドッグフードを与えてあげましょう。

ドッグフードを食べない犬への4つの対応方法

愛犬がドッグフードを食べないときは、以下の対応をとり様子を見てあげましょう。

  • 2〜3日は健康観察をして様子を見る
  • ドッグフードの与え方を工夫する

慌てずに犬の様子を見ましょう

愛犬が急にドッグフードを食べなくなっても、まずは慌てずに愛犬の様子を見てあげましょう
ドッグフードを食べなくても水が飲めているようであれば、1回の食事が食べられなくても問題はありませんぐったりしていないか体が震えていないかを確認し、特に異変がなければ2〜3日ほど様子を見てあげます

その間に健康観察をして、運動不足やストレスなどがないか、愛犬の様子をしっかりと観察してあげましょう。
健康観察のポイントとして、嘔吐下痢がないかを確認します。ドッグフードを食べず、嘔吐や下痢があれば病気の可能性があります。ほかにも体の震え愛犬に元気がなければ動物病院を受診してください

もし便の色がいつもと違うときは、その変化が動物病院での診察の際に役に立つかもしれません。
そのため便の写真を撮って獣医師に確認してもらうことをおすすめします。

ドッグフードの与え方を工夫しよう

愛犬がドッグフードを食べないときは、与え方を工夫すると食べてくれることもあります。主に以下の4つを試してみてください。

  • 新しいドッグフードへの変え方を工夫する
  • 温めて柔らかくする
  • 手から与える
  • 手作りご飯をトッピングする

①新しいドッグフードへの変え方

新しいドッグフードに変えるときは、その切り替え方を工夫しましょう。
新しいドッグフードに慣れずに食べないからといって、また頻繁に違うドッグフードに変える与え方はおすすめしません
いきなりいつものドッグフードをすべて新しいものに変えてしまうのではなく、少しずつ変えていくことで、犬も慣れて食べるようになります。

新しく切り替える初日は、いつも与えているドッグフードに、新しいドッグフードを1割ほど混ぜて与えます。新しいものを混ぜるので味や食感に多少の変化はありますが、ほとんどがいつものドッグフードなので、問題なく食べてくれるでしょう。そして2日目は2割程度増やす、3日目は3割程度増やす、といったように10日ほどかけて少しずつ新しいドッグフードの量を増やしていきます。

愛犬もドッグフードの変化に少しずつ慣れていき、最終的には問題なく食べてくれるようになるでしょう

②温めて柔らかくする

ドッグフードを温めて柔らかくする方法もおすすめです。
ドッグフードを温めることで香りが立ち犬の食欲を刺激することができます。愛犬は食欲が刺激されてお腹がすき、ドッグフードを食べてくれるようになるでしょう。

また、ドッグフードの食感を変えることで、それが刺激となって食べられるようになることもあります。
ドライフードをぬるま湯で柔らかくふやかしてあげると、歯が弱い子でも安全に食べることができます。
ドッグフードの形状を変えることで驚くほど食べるようになる子もいるので、ぜひ試してみてください。

③手から与える

ドッグフードを食べなくなってしまったときは、飼い主さんの手から与える方法も効果的です。

新しいドッグフードに変えたり、犬が不安を感じているときは、警戒心からドッグフードを食べないことがあります。そんなときに飼い主さんの手から直接ドッグフードを与えてあげると、愛犬に安心感を与えられるので有効です。不安を感じていた子は、安心してドッグフードを食べてくれるようになるでしょう。

ただし、手から与えることが習慣化しないように注意が必要です。

手で与えることが当たり前になってしまうと、器からドッグフードを食べてくれなくなります。そのため、病気で弱っている子や仔犬のとき以外は、あまり手で与えない方がよいでしょう。もし手から与える場合も、最初の一口だけ手で与えてみるようにして、癖にならないように気を付けてください。

④手作りご飯をトッピング

いつものドッグフードに、飼い主さんの手作りご飯をトッピングしてみることも一つの手段です。

食事を急に手作りご飯に変えてしまうと、愛犬は警戒して食べてくれないかもしれません。まずは、少量の手作りご飯をトッピングしてあげることから始めるとよいでしょう。

ただし、手作りご飯をトッピングしすぎると、食事の栄養バランスが崩れてしまうことがあります。そのため、トッピングの量や回数が多くなりすぎないように注意して、栄養バランスに気を付けながら与えるようにしましょう。

まとめ

愛犬がドッグフードを食べなくなる原因や、対応方法についてご紹介しました。
犬は些細な環境の変化やストレスから、食欲が落ちてしまうことがあります。

環境に変化があるときはできるだけ愛犬とコミュニケーションをとるようにして、愛犬が不安を感じないようにしてあげてください。適度な運動や散歩を一緒に行うと、愛犬の運動不足も解消されるのでおすすめです。
もし愛犬がドッグフードを食べなくなっても、慌てずに食事以外の様子を見てあげることも大切です。
普段から愛犬の様子をしっかりと観察して、異変があったときも些細な変化を見逃さないようにしておきましょう。

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