愛犬の餌入れ(食器)の選び方。これで愛犬も食事を楽しめる!

犬用食器はサイズ、色、材質など様々な種類があって、どれにしようか悩んでしまう、ということがあると思います。
愛犬の立場になって考えてあげることが1番大切な事かと思います。
食器の選び方や姿勢にも着目していきましょう。

食事を楽しめるように

パートナーの体格が小型・中型・大型、体格によっても、適切なお皿のサイズが違います。
食事を用意する前にまずは、お皿を見直しましょう。

食器で食欲は変わる

食べづらい高さやサイズの食器だと負担やストレスを与えてしまいます。
地面や床に直置きですと犬は必要以上に首を下げて食べなければいけませんよね?
首を曲げながら食べる姿勢は体に負担がかかり途中で食べるのが嫌になったりしてしまいます。

サイズと材質についても考慮しましょう。
例えば、食べるのに軽いお皿だとお皿がどんどん動いてしまい、追いかけながら食べなければならず途中で飽きてしまいます。
パートナーにとって適切な食器を選びストレスのない食事を提供できるようにしましょう。

シニア犬になると姿勢の悪いまま食事をしていると前のめりの姿勢になり、消化に時間がかかるため胃にガスが発生しやすくなり、胃捻転になる危険性もあります。

胃捻転については「みんなの動物病気大百科」でご覧ください。

シニア犬になると、胃からの逆流を防ぐ括約筋の機能低下により、食べるタイミングによっては、胃からフードが逆流してしまう場合もあります。
正しい姿勢で食べさせてあげることは病気の予防にもなりますので、食べやすい姿勢なのか見直しましょう。

食器の種類

陶器製

犬用食器でお勧めとされています。
重さがあるため食事中も動くことがあまりなく細菌繁殖もしにくいということから使われる方が多いようです。
お手入れの際には重く割れやすいため、取り扱いに注意が必要です。

ステンレス製

ステンレスは細菌繁殖がしにくい為、衛生的な食器です。
落としても割れにくいので長期間の使用も可能です。
金属音がしたり、金属臭がする為、苦手な犬もいるので注意が必要です。
また、陶器に比べ軽さがある分動きやすいので滑りにくいタイプか滑らない工夫が必要となります。

プラスチック製

プラスチック製は低価格で購入でき、軽量のため持ち運びも扱いやすいです。
デザインの種類などが多いので選ぶのが楽しいです。
しかし、他に比べ傷がつきやすく細菌繁殖の危険があるので、定期的に食器を交換しないと危険です。
軽量なため食事中に動きやすく、傷に臭いが移りやすいので食欲低下などにも繋がってしまうので注意が必要です。

食器の高さ

犬にとっての正しい姿勢は四肢でしっかりと立ち首を少し下げるくらいがちょうどいい高さと言われています。
高さは小型・大型・短頭首・長頭首、種類によってバラバラです。
そこで使われるのが食器台です。
高さの変更ができるものを選べばパートナーの成長に合わせて調整できるので活用してみましょう。
安定性あるものを使う場合は置けるサイズなどが決まっているものがあるので食器の買い替えが必要となりますので注意が必要です。

食器の洗浄と保管について

食器を洗う際はぬるぬるした汚れまできれいに洗浄し、保管することで衛生的使えます。
ぬるぬるした汚れはバイオフィルムという細菌が繁殖しているためです。
このぬるぬるは食器洗剤とスポンジだけでは落としにいので、洗う前に1度乾いたタオル等でクエン酸を使用し、バイオフィルム細菌を破壊します。
酸性であるクエン酸でアルカリ性の犬の唾液を中和し、取り除くことができます。
水で薄めたお酢でも効果がありますのでお試しください。

洗浄した後は必ずしっかりと乾かします。
水滴が残ってしまうと菌が繁殖してしまうので気をつけましょう。
プラスチック製の食器の場合には、変形しやすい材質なので直射日光に当たらないように保管しましょう。

最後に

人間と同じく、食欲は環境による影響が大きいです。
体格に合わないつらい姿勢や、年齢を重ねて今まで平気だった姿勢がきつくなってしまったりすることがあります。
愛犬にとって大切な毎日の食事です。最適な環境を整えてあげましょう。

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