子犬がごはんを食べない時の対処法

こちらの記事では子犬がご飯を食べない原因と考えられるものをあげていきたいと思います。

必ずしも全ての仔犬に該当するわけではないので、明らかに様子がおかしい場合は獣医さんへご相談しましょう。

与えているドックフードが食べづらい

仔犬にも食べ物に好みがあり、同じドックフードでも粒の【大きさ】【堅さ】【歯触り】等で気に入らない等
あると食いつきが悪くなってしまうこともあります。

また離乳食からドックフードに急に変更した場合にもストレスを感じて食いつきが悪くなってしまう原因の1つです。

ドックフードの変更は少しづつ

ドックフードを変更する際は元々食べていたドックフードに徐々に新しい物を混ぜて食べさせていくようにしましょう。

一週間ほどを目安に混ぜる量を増やしていき、1週間経つ頃にはすっかり新しいごはんに夢中になっているでしょう。

食べさせる粒が堅い場合は

ドックフードをぬるま湯に10分程浸してふやかして与えてみましょう。

まずは少し柔らかい状態で数日与え続け、徐々に浸す時間を減らしていき堅い粒に慣れていってもらいましょう。

ふやかしているものを与え続けるとドライフードを食べれなくなってしまうので期間には注意が必要です

最初は細かく砕いて食べさせてあげるというのも1つの手段の様です。

犬は人間と同じように味や匂い、そして噛み応えで好みが様々で

もちろん年齢を重ねると変わってしまうこともあるので焦らずゆっくりと観察してみましょう。

②ストレスを抱えている

仔犬は初めてのことが多くストレスを感じやすい時期です。

お家にお迎えしたばかりだと尚更ですね。

新しい環境に慣れずストレスを感じ食欲がなくなってしまいがちです。

飼育環境によるもの

  • 不衛生な環境
  • 他のペットを飼育している
  • 騒音
  • 過剰に構ってしまう
  • 苦手なご飯を与え続ける
  • 放置されている

こういったストレスは食欲不振だけではなく

【嘔吐】【下痢】【噛み癖】【吠え癖】

などを引き起こしてしまう可能性があります。

飼育環境を今1度見直し原因となっている事を見つけ安心できる空間へ改善しましょう。

ストレスのサインとしては大きく分けて3つ

  • 軽度 あくび・体をかく・多少の食欲不振
  • 中度 吠える・うなる・噛む
  • 重度 皮膚炎を起こすほど体をなめる・下痢・嘔吐

普段大好きなおもちゃで遊ばなくなったり、大好きなおやつを食べなかったりなどにも注意が必要です。

生まれたてや、家にお迎えしたばかりなど仔犬がかわいくてかわいくて必要以上に構ってしまいがちですが、
仔犬が徐々に慣れていき心を開いてくれるまで見守りましょう。

過剰な、しつけやトレーニングもストレスになってしまうので注意が必要です。

③仔犬の成長期が終わり成犬へ

仔犬は成犬よりも多くのエネルギーを使います。

成犬よりも約2倍のエネルギー量と言われており、筋肉や骨の成長のため食事の量が多く摂取カロリーが高くなるのは自然な事です。

個体差はありますが生後4か月~6か月程で食事の量が落ち着き、前よりもごはんを食べなくなったと感じるかもしれませんが食べ盛りが終わったという可能性がございます。

成長とともに食べさせるごはんの量を徐々に減らしていき栄養過多による肥満や病気を引き起こしかねないので注意が必要です。

成犬用のドックフードの変更は生後8か月~10か月が目安とされていますが体の大きな子小さな子と様々で、

  • 小型犬 生後8か月~9か月
  • 中型犬 生後10か月~12か月
  • 大型犬 生後17か月~18か月

体の大きな子ほど仔犬期が長くなります。

個体差はもちろんありますので、かかりつけの動物病院にご相談

されることが一番安全かと思われます。

④ごはんを中々食べない仔犬への食べさせ方

ごはんを食べないからといって代わりのおやつをあげたりしすぎてしまうと本来栄養のあるドックフードを食べられない子に育ってしまいます。

ごはんをしっかり食べさせるには食べないものは下げて処分する

という方法です。

ごはんを与えてから20分~30分程で食べ残しを下げて処分します。食べなくてもおやつを与えるのはNGです

食事のたびに繰り返し行い食べる習慣をつけてあげます。

何故処分してしまうのか?と思われるかもしれませんが

1度出してしまうと空気に触れ酸化、腐敗してしまうからです。

出しっぱなしにして不衛生な食事になってしまうのは避けましょう。

ごはんを食べなくてもおやつが貰えると思わせないことが大切です。

最後に

病気やなにかしらの体の不調ということももちろんあります。

2日~3日ごはんやおやつを何も食べないなど明らかな異変には注意が必要です。

その他に

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 水を飲まない
  • 元気がない
  • 体が震えている
  • 1日中寝ている
  • 体重が減ってきた
  • ぐったりしている

など日々の観察で異常があるようなら、すぐにかかりつけの獣医さんへの相談、診察を行いましょう。

食べさせているフードや生活環境に気を配り、好き嫌いやわがままは仔犬期での飼い主さんの食事の与え方、
しつけ方で決まります。成長に合わせて生後から今はどの期間なのかを把握しましょう

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