犬のトイレのトレイの選び方。トレイを選ぶときの5つの注意点
Puppy on absorbent litter. Accustom the dog to the toilet. Training pets

室内犬の場合、家の中にトイレを作ってあげ、トイレの場所を教えるトイレのトレーニングが必要になります。

愛犬のトイレトレーニングは、初心者飼い主さんにとっては頭の痛い問題でしょう。ちなみに、トイレトレーニングには、トイレトレイがある方が便利です。

トイレにトレイがあることで、犬が場所を認識しやすくなるうえ、トイレシートがズレにくくなったり、壁や床などを汚しにくくなったりするので、飼い主さんの掃除の手間も省けます

犬の体格によっても、ベストなトイレトレイは変わります。また、機能性の高いもの、デザインの良いものなど、さまざまなトレイが販売されています。

そんなトイレトレイのなかから、犬も飼い主さんも快適になるようなトレイを厳選しました。ここでは、トイレトレイの選び方と、トイレトレーニングに役立つトイレトレイを紹介します。

犬のトイレトレイの種類

犬のトイレトレイには、大きく分けて3のタイプがあります。

ここでは、それぞれのタイプのトイレトレイの特徴をご紹介します。

プレーンタイプ(シート固定型)

プレーンタイプは、平らでフラットな形状のトイレトレイです。

トイレシートの固定方法には、シート敷いて枠や粘着成分で固定するだけもの、シートの上にメッシュカバーをすてシートを固定するものがあります。

足あげ対策タイプ(L型)

足あげ対策タイプは、L字型の形状のトイレトレイです。片足を上げてトイレをするオスに適しており、
おしっこポールがついているものもあります。

壁面にあたる部分と床面にあたる部分にトイレシートを固定することができるので、おうちの壁への飛び跳ねを防ぐことができます。

飛び散り防止タイプ(囲い型)

飛び散り防止タイプは、3面、または、全面に壁がある形状のトイレトレイです。

周りが囲まれているため、落ち着いてトイレができ、トイレの失敗や飛び散りを防ぐことができます。

また、トイレシートは、床のみに固定するもの、床と壁に固定できるものがあります。

犬のトレイを選ぶときの5つの注意点

トイレのトレイには、いろいろなタイプのものがあります。

では、愛犬にとってベストなトイレトレイはどのように選べばよいのでしょうか。

犬に適切なサイズのものを選ぶ

トイレトレイは、犬の体長や特徴に配慮して選ぶ必要があります。

たとえば、胴長犬種(ダックスフンドやコーギーなど)の場合、飛び散り防止タイプのトレイを小型犬用、
中型犬用という枠で選んでしまうと、思ったより狭く、トイレがしにくいことがあります。

トイレトレイを選ぶときは、サイズをしっかり確認し、愛犬に適切なサイズのものを選んであげましょう。

もう一つ大切なのが、トイレシーツのサイズです。

トイレシーツは、トイレトレイに合うサイズである必要があります。トイレトレイのサイズとトイレシーツは、一緒に選びましょう。

犬にとって安全なものを選ぶ

メッシュカバー付きのトイレトレイは、トイレシーツをしっかりと固定できるだけでなく
トイレシートへのいたずら(嚙みちぎってしまう、食べてしまうなど)を防ぐことができるので安心です。

メッシュ付きのもので気を付ける点は、メッシュの粗さです。メッシュの粗いものの場合、トレイの隙間に爪をひっかけてしまうことがあるので要注意です。

トイレシーツの交換のしやすい物を選ぶ

トイレシーツが外しやすいかどうかも重要なポイントです。

たとえば、シーツを固定するためにたくさん留め具があると、トイレシーツの交換に手間がかかり、
とても面倒になります。

また、逆にトイレシーツの固定があまいと、トイレシーツがずれてしまって汚れ易くなってしまうので、
これも注意です。

毎日のことなので、トイレシーツの交換がしやすいものを選ぶようにしましょう。

掃除がしやすいものを選ぶ

購入しないとわからない部分ではありますが、トレイの設計についてもふれたいところです。

たとえば、メッシュ付きのトイレトレイの場合、メッシュの部分にうんちやおしっこが残ってしまうことがあるため、メッシュ部分が外しやすい構造であることもポイントです。

また、おしゃれだけれど複雑な形状といった場合は、トレイの隅などの汚れを落とすのが難しく、実は不衛生だったりするので、全体が洗いやすいものであることも重要です。

実際に購入する際は、商品レビューを見たり、ペットショップなどで店員さんに話を聞いたり、実物見本を参考にしたりしながら選んでください。

シニア犬にはバリアフリーのものを選ぶ

若いころから使い続けているトイレを買い替えるのには、愛犬にとっても飼い主さんにとっても抵抗があるかもしれません。

しかし、シニア期に入ったら、これまでのトイレで大丈夫か、犬のトイレの様子を見ながら確認してあげる必要があります。

万が一、トイレが使いづらくなるようであれば、素材の柔らかいものに変える、段差の少ないものに変えるなど、トイレトレイのバリアフリー化も検討しましょう。

トイレトレイの役割

犬を飼い始めたときに、まず、飼い主さんがやらなければならないことがトイレトレーニングです。

当然、ペットは、はじめトイレの場所をトイレだと思っていません。そこで、飼い主さんが地道にトイレトレーニングをして教えてあげます。まだトイレを覚えていないときには、トレイシーツを噛みちぎってしまったり、トイレトレイのうえで寝てしまったりする子もいます。

トイレトレイがあることで、犬はトイレを判断しやすくなり、失敗しにくくなると同時に、シーツを噛みちぎり、誤って食べてしまうことなどを防いだり、トイレで寝たり、遊んだりすることを減らすことができます。

まとめ

トイレの環境が快適であることは、愛犬にとっても飼い主さんにとっても大切なことです。

また、トイレトレーニングを成功させるには、トイレトレイやトイレシートの力を借りることも1つの方法です。

今回、トイレトレイについてご紹介しました。

トイレトレイには、次の3つのタイプがあります。

  • シートを固定するタイプ
  • 足上げ対応タイプ
  • 囲いのあるタイプ

犬種や体格、年齢によっては、思った以上に大きなサイズのものになることがあります。

また、性別によっても、ベストなトイレトレイのタイプが変わってきます。

家のなかのどこにトイレスペースを設けるか、どのくらいの広さ取るかは、トイレトレイのサイズやタイプから考えてあげる必要もあるかもしれません。

それぞれのタイプのトイレトレイの特徴を比較しながら、ご家庭の環境に合うものを選びましょう

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