いまやペットの漫画も大人気!
犬猫が登場する漫画は「犬好きな人」「猫好きな人」そして漫画が大好きな人ならついつい読みこんでしまいますよね。
漫画は作者のそれぞれの個性が光った傑作品ですので、どの作品も犬と猫の姿・表情が豊か過ぎるほどに描かれているのが最大の魅力です。なかには、テレビのアニメ化、有名俳優陣によるキャストで映画化された作品もあります。
この記事では、その人気の犬猫漫画を厳選して取り上げています。
犬猫のあるある話で多くの人が共感できたり、人に従順な犬の切ない感動ストーリーなどを含めたベストセラーコミックの集結です。
あらすじを読めば、その先が気になってすぐに読みたくなる作品ばかり!それでは、おすすめ漫画をご紹介していきましょう。
犬と猫の漫画が人気
犬も猫も家庭で飼われているペットの王道です。生活のなかで身近な存在であり、私たち家族の一員として共に普通に暮らしています。何より人の心をあたたかくしてくれる、愛しい存在であることに違いありません。
彼らの特徴が描かれた漫画では、実際に犬猫を飼っている作者による日常でよく起こることが繊細に再現されています。またペットの気持ちを代弁するかのような、彼らの特徴をとらえたデフォルメ描写が読者の心を引き込むでしょう。
犬猫コミックが好きな方や、初めて読む方、また普段漫画を読まない方も、一度読めばその人気の秘密を知ることができます。
今回ご紹介するおすすめ作品5選は、犬猫漫画のなかでもとくに読む価値ありの物語です!犬猫の気持ちを上手に表現しているので、彼らに対する知見が広がり、より愛おしく感じることは間違いないでしょう。また彼らのキュートで純粋で真っすぐな性格が、いかに私たち人間を癒し、大切な存在であるかを再認識できます。
犬猫のおすすめ作品5選
すべての作品が、犬と猫の繰り広げる愛情あふれる物語です。
彼らは、飼い主さんと一緒にいるだけで、どんなときでも幸せを感じおちゃめで愛情を注ぎ続けられるのです。そんな犬猫の純粋な気持ちをコミカルに、またそれぞれの作者が愛情を込めて描いています。
作品を読んで、私たちが泣いたり笑ったりできるのも、彼らがいつも一生懸命に生きているからこそです。
犬猫を飼っていない人にもぜひ読んでいただきたいおすすめの作品ばかりを揃えました。
それぞれの作品のご紹介のなかで、おすすめポイントや巻数、連載雑誌名についても記載しています。ぜひ、楽しんで読んでみてくださいね。
犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい
犬と猫を飼っている漫画家・松本ひで吉さんの作品で、テレビアニメにもなりTwitterでも大人気!
性格のまったく違う犬と猫が、ひとつ屋根の下で暮らしている日常を題材にしたエッセイコミックです。天真爛漫爛漫で明るい犬くんとツンデレでクールなネコさまが繰り広げる笑いありホロリありのエピソードが盛りだくさんに描かれています。
コミックは累計発行部数は50万部を超えたベストセラーで、現在全6巻が発行されています。犬好き、猫好きどちらにもファンが多く、犬と猫のユニークな行動の違いを比較しながら解説している「犬猫事典」です。
『ざんねんないきもの事典』で知られる動物学者の今泉忠明先生さんによる解説も見どころ。マンガアプリPalcy (パルシィ)で連載しています。
犬がとなりにいるだけで
1匹の捨て犬がセラピードッグになり、奇跡を起こすという実話をもとにした北川なつさんの全1巻完結の物語です。
介護施設での人々との関わりを通して、入居者を癒やす存在であるセラピードッグのボタの健気さに心打たれるでしょう。介護の現場で働く職員の様子もリアルに描かれ、決してきれいごとだけではない現場のさまざまな出来事が繊細なタッチで描かれています。
その現実的かつ優しい描写で描かれるボタの活躍は、読者のハートをわしづかみにしたまま、どんどんストーリーのなかに引き込んでいくのです。そして最後は悲しい結末が……。現在犬を飼っている人でも、愛犬の魅力を再確認する漫画となるでしょう。いつか来る愛犬との別れを思い、より愛おしく感じ、改めて大切にしたいと思えるような作品です。
うちの犬が子ネコ拾いました
40万部を突破した、竜山さゆりさんのベストセラー作品です。
犬と2匹の仔猫とおじさんの物語で、現在待望の第4巻が発行されています。小説家に飼われている大型犬・ペリタスが、捨てられていた2匹の仔猫を拾って育て始めるところから物語がスタートします。
「キップ」と「マロ」と名付けられたその仔猫たちは、猫特有のマイペースさを発揮していきます。食べるのも寝るのも遊ぶのも自由気ままな小さな2匹に、飼い主とペリタスは振り回されっぱなしです。そんな奮闘の日々の時間が、いつからかかけがえのない日常となっていきます。仔猫たちが繰り広げるかわいくて思わずキュンとしてしまう家族の感動のストーリーです。
同作者はそのほか「金目銀目ねこ館」、「ある日 犬の国から手紙が来て」を発行しています。
星守る犬
西田敏行さんと玉山鉄二さんの共演で、話題の映画にもなった村上たかしさんの人気作品。コミックは全2巻の完結です。主人公のお父さんが身元不明の「行旅死亡人」として発見されるところから始まるという衝撃のストーリー。職も家族も全てを失ったお父さんが、愛犬ハッピーと気ままな車の旅に出ます。お金もガソリンも尽きた、その草原が最期の場所に。
ハッピーの無邪気さに心が切なくなりますが、最後まで犬と寄り添うお父さんの姿にも感動がこみあげてきます。映画化されたキャッチコピーは、「望みつづけるその先に、きっと希望があると思う」です。切ない最期は、ダークな気分になりがちですが、お父さんとハッピーは決して不幸ではなかったと、作者の村上さんは言います。ふたりが感じた幸せとは何か?を模索しながら読み進める感慨深い物語です。
『漫画アクション』(双葉社)にて連載されていました。
いとしのムーコ
テレビでも放送されたみずしな孝之さんの、10年という長期に渡った連載漫画です。
全17巻で完結の物語。自然豊かな森のなかで、ガラス工房を営む飼い主の小松と愛犬ムーコの日常を描いた見ていてほっこりとするハートフルなストーリーです。
小松さんのことが大好きなムーコが描く夢は、「いつかこまつさんがイヌになっていっしょにさんぽしたり、しっぽみつけてぐるぐるすること」。言葉が通じないながらも、飼い主を愛するムーコの天然おとぼけっぷりが笑いを誘います。
ギャグアニメを想像させる、こだわりの絵のタッチも面白い!実は小松とムーコには実在のモデルがいるという噂も。「アニメいとしのムーコ公式サイト」も合わせてチェックしてみてくださいね。
青年誌『イブニング』で連載されていました。
まとめ
犬と猫を描いたベストセラーコミックおすすめの5選、いかがでしたか。あらすじを読むだけで引き込まれそうですね。
今回ご紹介したヒット漫画は、どの作品もそれぞれ違った面白さと感動があります。共感して笑い、また共感して泣く。犬と猫が私たちにもたらす感動ストーリーは、漫画の世界だけではなくすでに私たちの日常のなかで起きていることに気付かされます。
人気の犬猫漫画を読むことで、そんなペットとの時間がより愛おしく大切なひとときであることを再確認できるでしょう。映画化されているもの、アニメ化されているものは、映像で見てみるとコミックとはまた違った世界観に入り込めそうです。ぜひお気に入りの作品を見つけてみてくださいね。