コロナ禍で犬を新しく飼うことになった家庭が数多くある中、犬の避妊手術は果たして必要なのかどうか、迷われてる方って多いと思います。
今回は犬の避妊手術が推奨されている理由、メリット、推奨されている年齢など大きく4つにまとめてみました!それぞれ記述していきたいと思いますのでぜひご参考に!
①メリット
犬の避妊手術の最大のメリットは
・特定の病気に罹りづらくなる
ことだと思います。特定の病気とは、乳がんや子宮蓄膿症、精巣腫瘍のこと。メスの場合は不妊手術をすることで、子宮蓄膿症に100%罹らないと言われています。オスの場合は去勢手術をすることで前立せん肥大や精巣腫瘍、肛門周囲腺腫などに罹るリスクが大幅に低下する、といわれています。
家族と言える犬の存在。少しでも元気に長生きをしてほしいですよね。
人間と一緒で、犬も病気に罹ります。病気のリスクを少しでも下げられるのであればぜひ手術をしておきたいですよね。
【メスの不妊手術のメリット】
メスの場合、生理が来なくなるといったメリットも。
メスの猫は発情期がきても、生理は来ません。ですが、犬は生後6か月~8か月の間で発情期が来ると、そのタイミングで生理も来ます。生理周期に関しては小型犬の場合、5か月以上、7か月の周期で約年2回。大型犬の場合は8か月以上、12か月の周期で年1回となっています。
不妊手術をすることで、去勢手術をしていないオス犬からの非常にしつこい求愛行動などを避けることができます。戸建てで外で飼われている場合、生理の匂いを嗅ぎ付けたオス犬が寄ってきてしまうことがあります。生理がきている状態だと、不妊手術ができません。生理が来る前か(生後6か月程)、生理後に手術をするのが良いそうです。
【オスの去勢手術のメリット】
お家のそこら中にマーキングを行ってしまう行為などを避けることができます。
さらに他の犬に対して非常に攻撃的だったり、そういったものも少なくなる例があるようです。
遠吠えをしてしまう等の騒音問題も回避でき、去勢手術を行うことで犬自身のストレスも人間のストレスも減らすことができます。
②不妊・去勢手術費用
諸経費含め小型犬の場合相場が3万円ほど、大型犬の場合は5万円ほどと言われています。
病院によって大きく違ったり、手術方法が違うこともあるようです。
不妊手術の場合は卵巣摘出術と呼ばれる方法と、卵巣子宮摘出術と呼ばれる方法の二つがあり、主に行われているのは、卵巣子宮摘出術だそうです。卵巣のみの摘出でも、不妊の効果は大いに期待ができると卵巣摘出術を取られる病院さんも増えてきているようです。
そのどちらをされているかなどでも費用は変わってきそうですよね。
費用が高くて困っている、というかたにはぜひこちらをご確認いただきたいです。
自治体によっては不妊手術・去勢手術に助成金が出ることもあるようです。
都道府県自治体別|犬・猫の去勢・避妊手術の助成金一覧 (pet-with.net)
上記URLより、助成金の確認ができるようなのでお悩みの方、ぜひご確認ください。
③手術の推奨年齢
全身麻酔を行った手術となりますので、高齢だと身体に負担がかかってしまうこともあります。さらに持病などがある場合、別途薬剤を打たなくてはならなかったり…。そのため元気で持病もなく、体力のある若いうちが良いとされています。全身麻酔の投薬量は体重によって定められます。今後成長し体格が大幅に変わる犬種の場合、金額がかなり変動してしまいますから早いうちの方がなお良いと思われます。
去勢手術は外からの手術となり、不妊手術は開腹での手術となります。
どちらにせよ、心配は付き物ですよね。
信頼できる獣医師さんを早い段階で見つけ、何かあったらすぐに頼れる犬のかかりつけ医を決めておくのがよいでしょう。近所の方のお話を聞くのもよいですし、ネットの口コミの評価を確認するのもアリだと思います。
もし、手術を決心したらあらかじめ病院へ電話をして予約を取りましょう。
手術に関しては予約なしでは承っていない病院がほとんどです。突然行ってすぐ手術、っていうワケにはいきません。犬の体調や手術できる状態なのかなど、しっかりとチェックしなければならないからです。
チェックに問題がなければ手術となり、
大体の夜には翌日にまた愛犬と会えるようですよ。
④性格が変わることがある?
手術後、性格が穏やかになったり、甘えん坊になったりすることがあるようです。
去勢・不妊手術をした後、性ホルモンの分泌がなくなりますから、性ホルモンが原因により周りに対して攻撃的だったものがなくなる可能性などがあります。
ただ、みんながみんな性格が変わるわけではありません。全く性格の変わらない子だっています。
どんな性格になろうが、愛犬は愛犬。これまでと変わらず大事に愛してあげてくださいね。
⑤術後、太りやすくなる?
手術後は代謝が下がってしまいますので、今までと同量のフードを与え続けると太ってしまいます。
というのが基本ですが、もとから小食であったり、体重が全然変わらない子もいます。
そういった子は、通常通りのフード量、同じフードで良いかもしれませんね。
手術後、毎日体重を計ったりして様子を見てフードの変更を考えるのがいいかも。
もし、体重が大幅に増えるような場合、フードの量を減らしたり、ライトと呼ばれるカロリーが押さえられているフードへ移行するのが良いそうです。ただ、突然フードを移行してしまうと、体調を崩したりする犬もいるようなので、元のフードの量を減らし、ライトを加えるなどして、少しずつライトの量を増やし、完全に移行するという形が愛犬に一番負担がない形になるようです。
もちろん、運動量を増やすのもとても効果的です。
ですが運動量を増やすということは人間側の負担も増えてしまいます…
これを機に愛犬と一緒にダイエットをするなんてアリかもしれませんね。
中には運動が苦手な犬もいます。そういった子たちには無理に運動はさせず、
フードの量を調整することで体重管理をしていきましょう。
まとめ
不妊手術・去勢手術は大事な愛犬の健康にも繋がります。
愛犬の発情によるストレスが溜まってしまっている姿や辛そうな姿を見なくて済みますし
計画的な繁殖目的がなければ、不妊手術・去勢手術をオススメいたします。
手術後は肥満気味になってしまう傾向がありますから、フードを減らしたり、ライトなどのカロリーの低めの物へ移行しましょう。犬によってはフードの合う合わないなどもありますから、移行する場合は今まで使っていたフードに少量混ぜ、少しずつ移行するようにしましょう!